朗読音楽会「ロバのおうじ」テーマ写真

35年間にわたり版を重ねてきたベストセラーの物語が

今、リュートの音楽にのせて 新たに語り継がれようとしています。

子どもたちと かつては子どもだった大人たちのための朗読音楽会。

 

・自分の人生なのに思い通りにならない。

・親が毒親だった。

・生まれや育ちといった環境のトラウマから脱却したい。

・自分の子どもなのに、こんなはずじゃなかった・・・

・子どもの適性や個性がわからない。

・子どもがいじめられてる/いじめているかも・・・

・学校教育、家庭教育でできることって何だろう?

・夢中になれること、好きなことは何だろう?

・幸せってお金で買える?

・今の自分は本当の自分? そもそも 本当の自分って何?

・人を愛することって どういうこと?

——–▶︎「ロバのおうじ」の物語がヒントを与えてくれるかもしれません。

 

 

「ロバのおうじ」のあらすじ

朗読音楽会「ロバのおうじ」ほるぷ出版表紙

 

 

ロバの王子は、グリム童話の代表作のひとつです。

昔、平和な国をおさめている王と王妃がおりました。すべてが幸せだったのですが、たったひとつの悩みは、子どもがいないことでした。
そこで魔法使いと、金貨33袋とひきかえに子どもが授かるよう約束しました。ところが約束をまもらなかったため、魔法使いは、生まれた王子をロバの姿にしたのです。

教育も受け、他の王子とひけをとらない能力があっても、その姿のせいでロバの王子は両親から愛してもらえません。王子は、ロバの姿でも愛してくれる人を求めて、得意な楽器のリュートをたずさえ、旅に出ます。
クレイグとクーニーの女性コンビが、やさしさと美しさを採り入れて、みごとに絵本化しています。(絵本扉文より)

グリム童話より M.ジーン・クレイグ 再話バーバラ・クーニー 絵
もき かずこ 訳

発行:株式会社 ほるぷ出版
1311円+消費税
4歳から

・全国学校図書館協議会選定図書・日本図書館教会選定図書・日本子どもの本研究会選定図書

 

リュートの音楽を織り交ぜながらの朗読会を開催しませんか?

robalute-junier

 

・朗読(1人~5-6人のグルーブ朗読まで)+PCを使った投影+リュートの演奏というスタイルで立体的に演出します。

・公演にあたっては、株式会社ほるぷ出版に著作物利用許可申請書を提出しています。

・公演を行ってみたい、朗読/読み聞かせの活動をなさっている方、学校、図書館、コミュニティセンターでのイベントに関わっている方、どうぞお気軽にご連絡下さい。ロバのおうじ問い合わせメール

・朗読音楽会「ロバのおうじ」のfacebookページで、地域ごとに朗読してくださる方を募集することがあります。 facebookアカウントをお持ちの方は、このページにいいね!をして下さると、自動的にニュースがお手元に届くようになります。 
朗読音楽会 「ロバのおうじ」facebookページへ

・直近の朗読音楽会のスケジュールは [Informations]よりご確認下さい。

 

体験した子どもたちの声

朗読音楽会「ロバのおうじ」を聴いて下さった小学校5-6年生の皆さんから頂きました。ごく一部を掲載します。

《リュートの音色や形について》

 

・やさしい音色でふんわり、うっとりしました。

・とても柔らかい音で、リラックスできました。

・リュートは初めて聴くのに、聞き覚えのある音だと思いました。

・音がとてもきれいで、幸せを運ぶリュートだなーっと思いました。

・リュートの音色を聴くと、心がなごみ嫌なことを忘れ、リュートの世界に入り込んでしまいました。

・リュートは丸っこい楽器でした。

・後ろから見るとアーモンドみたいで、音の出る部分は細くデザインされていて見た目がすてきでした。

・リュートを弾いてみたい。また聴きたい。(多数)

 

《「ロバのおうじ」とリュート》

 

・この話にはリュートが欠かせない。

・お話の内容とリュートの音色がベストマッチで素晴らしい。

・リュートの優しい音色が絵本をよりいっそう引き立てている。

・ロバのおうじの気持ちに合わせてリュートの音色が変わり、私も一緒に悲しくなったりしました。

・ロバのおうじの悲しい気持ちや嬉しい気持ちを 音楽を通して知ることができました。

・おうじとお姫様の二人を結んでくれたのは、リュートだったんだな、と思います。

 

《両親(王とお妃)について》

 

・お金や洋服ばかりを大切にする両親は、本当に大切なものが何なのか、わかっていないと思う。

・普通の家だったらお母さんやお父さんはリュートを弾いているのをきちんと聴いてほめてくれるのに、邪魔扱いするなんてロバがかわいそう。

・王様は最悪だなと思いました。ロバが最後に幸せになった時、ざまーみろっと思ってしまいました。

・だました王もいけないが、自分をしたことを認めてその子が自分たちの子にかわりはない、と言ったところが気に入った。

・うそをついたり、だましたりすることは、いけない、と学びました。

 

《物語について》

 

・人生は努力しないと始まらないと思いました。

・現実には考えられないことが起こったことがとても面白かったです。

・ロバがリュートを首にぶら下げて旅に出るのは、けっこう勇気が必要だったと思う。

・お姫さまは美しい心を持っていると思いました。ロバそっくりなのに、リュートの音楽の美しさで愛することができるなんて。私は見た目で判断してしまいそうです。私は考え方を変えなくては。

・おうじに元気をもらって目標に向かって走り続けたいです!

・ロバのおうじはお父さんやお母さんに愛されなかったけれど、めげずにリュートを練習して人の心にひびかせる曲を作ることができるまでに成長した。何事も努力するのが大切と知りました。

・ロバのおうじはひづめだから、リュートは弾けないかと思ったけれど、上手くなった。世界で出来ないことって少ないんだと思った。

・昔は自分が嫌だったロバも、リュートと出会うと今では楽しい人生と思うと、楽器はすごいんだなと感じました。

・友だちがいなくても、絶対にいい人と出会うことを知りました。

 

 

リュート奏者からみた「ロバのおうじ」聴きどころ

(2009年に古楽情報誌「アントレ」に掲載、執筆・永田斉子)

リュートを弾くロバの物語

 

ロバのおうじ表紙挿絵部分

二本脚で立ち、足取り軽く丘の上の城を目指している若いロバ。その背中には、水色のサテンリボンをストラップにして、まぎれもなく「リュート」が結わえ付けられている。若いロバが身につけているものは、ただ1本のリュートのみ。それがこの本の表紙の絵である。そのロバの姿は何とも言えず可愛らしく、見る度に目尻が下がってしまう。

物語のタイトルは「ロバのおうじ」(ほるぷ出版)。物語の原作となっている「グリム童話」の作品「ロバ」は非常に短くて不可解な話であることは否めない。それをM.ジーン・クレイグが大幅に加筆修正を行い「再話」としてこの物語を構成した。現代の私たちにも普遍的なテーマを含んだ物語へと再編することに成功していると思う。さらに、バーバラ・クーニーの柔らかなタッチの挿絵が物語全体の雰囲気を優しく美しいものへと完成させ、見事な出来映えとなっている。本の最後を見ると、1979年に発行、2005年までに39刷を重ねている30年間のベストセラーである。

簡単に内容を紹介しよう。「昔、平和な国をおさめている王と王妃がおりました。彼らの悩みは、子どもがいないこと。そこで魔法使いとお金で取引をするのですが、王が約束を守らなかったため、生まれてきた王子はロバの姿をしていたのです(本の帯より引用)。王子は、偶然訪れた旅のリュート弾きにリュートを教えて欲しいと頼み込む。

「そのひずめでリュートが弾けますかな?」というリュート弾きの指摘は非常に正しい(笑)が、そこは物語の世界。王子はリュート弾きの先生をして「もう私よりお上手になられた」と言わしめるほどに上達してしまうのだ。そしてリュート1本を背負って自立し城を出て、欲しいもの=本当の愛を獲得していく。

重要な場面でリュートの魅力が十分に発揮されているばかりでなく、歴史的なリュートの特徴を捉えた文章がさりげなく挿入されている。例えば「天使のように」「食卓脇で」「歌をリュートで弾く」というような文章の背景には、ルネサンス絵画に天使が奏でる楽器としてリュートが数多く描かれていること、饗宴での奏楽、歌のリュートアレンジ化が一般的であったことなどを予め作家が知っていたことが予想できる。

一昨年からこの物語を媒体としてリュートを広めるための活動を開始した。全国からリュート演奏付き朗読希望のメールを多数いただいた。30年のベストセラーというのは本当だったのだ。絵も楽しんでもらいたいので、パソコンを使ってスクリーンに画像投影も行う。スクリーンがなければ黒板に模造紙を貼る。

公演ではリュートについての難しい説明は抜きにして、ルネサンス時代の作品を聴いてもらう。何の違和感もなく音色や響きを感じ取ってくれているようだ。物語の筋は単純明快な「勧善懲悪」でもなく「めでたし、めでたし」でもなく「ワクワク、ハラハラ」という部分もない。いろんな切り口から自由な解釈が可能な多義的な物語と言えるだろう。結論が出ないところが大きな魅力になっている。朗読が終わった時、静かに聴いてくれた子どもたちの心の中は、複雑な思いがいろいろと渦巻いていることだろう。両親とのこと、先生、友だち、自分の将来のこと・・・。

最後に子どもたちからの質問を受ける。勢いよく手が挙がる。「棹の先が折れちゃっているけど壊れたの?」(苦笑するしかない)「リュートを弾いてみたいのだけど、どこで習えますか?」

「ロバのおうじ」のようになるためには「リュートでなければ!」と思っているのかもしれない。だから最後に私は一言だけ伝えることにする。「リュートでなくてもいいのです、スポーツでもピアノでも何か一つ大好きなこと、熱中できることを見つけてくださいね。」と。

音楽朗読会「ロバのおうじ」。表紙のロバのように私もリュート1本を携えて全国に出かけて行き、この物語を多くの人と共有したい。私がリュートから得る幸せ、楽しさ、慰め、エネルギー、それはこの物語によってすべて語り尽くされている。

 

 

 

公演の記録    (同日同所にて複数回公演もあり)

朗読音楽会「ロバのおうじ」ロバ写真

第1回公演で共演したロバのクーニー

2007年 
1)長崎県島原市「Bunka収穫祭たすかる」朗読:モロタミワさん
2008年 
2)東京都中央区立明石小学校「親子交流会」朗読:A.Kさん
3)福岡県小倉市「ギャラリー雛蔵」朗読:MAGUさん
4)東京都世田谷区「北沢タウンホール」朗読:世田谷読み聞かせの会の皆さん
2009年 
5)神奈川県川崎市「カリタス小学校」朗読:「カリタスお話の木」メンバーさん 6回公演
6)東京都三鷹市「草の実」朗読:井上由紀さん
7)東京・世田谷中央教会 朗読:教会関係の方々によるグループ朗読
2010年 
8)東京・世田谷上町児童館 朗読:世田谷読み聴かせの会の皆様
9)東京・銀座ギャラリー悠々 朗読&演技&演出 三浦ノンさん
10)長崎県こども未来課主催「ココロねっこ」運動イベントに参加
大村市/雲仙市/諫早市/東彼杵/長与/波佐見 の各地での読み聴かせの会の方々と共演。このイベントのために私家版台本を執筆、演出。
2013年 
11)東京・MAREBITO 朗読:近美智子さん 画像:駒崎智紀さん  
12) 神奈川・カリタス小学校 朗読:「カリタスお話の木」メンバーさん
2014年 
13)東京・立教小学校 朗読/画像投影 S.F先生
14) 東京・Cafe moocho  朗読:じんじんのメンバーさん
15) 北海道・札幌 Kita:Kara Gallery 朗読:山田美知子さん
16)東京・文京区立小石川図書館  朗読:原きよさん
2015年 
17)神奈川・カリタス小学校 朗読:「カリタスお話の木」メンバーさん。6回公演
18)東京・武蔵村山市三ツ藤文化祭 朗読:「じんじん」のメンバーさん
19)北海道・函館 委嘱作品「待ち合わせ」初演と2本立て 朗読:永倉千夏子さん
2016年
20)  東京・Space415 「待ち合わせ」と2本立て 朗読:原きよさん。2回公演
2017年
21) 静岡・スノドカフェ「待ち合わせ」と2本立て。朗読:関根淳子さん。劇団音乃屋と共催。
22) 東京・スタジオピオティータ「待ち合わせ」と2本立て。朗読:添田沙南さん。3回公演
23) 神奈川・カリタス小学校 朗読:「カリタスお話の木」のメンバーさん。6回公演
24)  埼玉県・さいたま文学館 「お話の泉・夏」に参加。朗読:柚木あんさん。