【桜・2019年】桜よりも、桜を愛でる人々の方が面白い

今年2019年の春は、花冷えの肌寒い日が多く、また雨も降らなかったため、桜が長持ちしている。

いつもの散歩道である神田川沿いは、今が満開だった。

神田川ぞいの桜

神田川そいの桜その2

神田川にかかる小さな橋の上で、人々がそれぞれにスマホやカメラで撮影に興じている。

私は桜を見るより、そんな人々の姿の方に興味があって、桜を見ているふりをしながら後方から観察してしまう。

小さな子供を連れた若い夫婦。

親娘連れと思しき車椅子の老婦人と中年の女性。

大きな三脚を組み立てて本格的な撮影をしている中年男性。

嬉しそうに自撮りしている外国人カップル。

ゴツいバイクをちょっと停めて動画を撮っているお兄さん。

カップ酒片手にぼーっと眺めているホームレス風のおじいさん。

いろんな人が取り憑かれたように桜を眺めていて、何がそんなに人々を魅了するんだろう、と思う。

高層ビルの合間の歩道にも、いろんな名前も知らない花が鮮やかに咲いていたり、木々の先がふっくらと膨らんでいたりして、桜よりむしろその方に春の訪れを実感する。

黄色い花1

黄色い花2

名前に興味がないので、画像の名前も「黄色い花1」「黄色い花2」。

そして何より「春だねー!」と思うのは、隣家の猫が外で日向ぼっこしている姿を見たとき、なのだが、今日はカメラを向けると逃げられてしまった。