幕末の志士・坂本龍馬と その妻・お龍。
二人の言葉が<声>となって、月琴の調べと響き合うとき、
その魅力はいっそうの輝きを放ち、圧倒的な存在感をもって迫ってきます。
激動の時代を生き抜いた「面白き女」と「妙な男」の夫婦物語。
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朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」とは
月琴の音楽にのせて、龍馬の手紙とお龍の晩年の回想録を、朗読で紹介するイベントです。
余計なフィクションを加えることなく、歴史的資料を素材として構成しているところに、大きな特徴があります。
龍馬が「面白き女」と綴ったお龍は、どこが面白かったのか?
かたや、お龍が「妙な男」と呼ぶ龍馬は、妻にとってどんな男で、どんな夫だったのか?
二人で大笑いして過ごした束の間の幸せ、お龍だけが知る龍馬の素顔・・・二人の出会いから突然の別れまでの、短くもドラマティックな日々を辿り、幕末を生きた【一組の夫婦の肖像】として描き出します。
演奏する月琴の音楽は、幕末から口伝によって伝承されている音楽です。実際にお龍が奏で、龍馬が耳を傾けた幕末の音楽そのものを堪能することができます。
月琴とは
月琴とは19世紀の初めに中国から長崎へと伝わった撥弦楽器で、満月のような丸い胴の形を持ち、琴に似た音色を特徴とします。
幕末から明治にかけて全国へと広まり80種類以上の印刷楽譜が出版されるほどの人気を得ましたが、西洋化の流れの中で急速に衰退。現在ではその音色を聴く機会はほとんどありません。唯一、長崎においてのみ、現在まで伝承が継承されています。
長崎で月琴を習ったお龍
龍馬は姉・乙女へ宛てた手紙で「右女はまことにおもしろき女にて月琴をひき申候」とお龍を紹介。京都にいた頃から月琴を嗜んでいたお龍は、その後、龍馬の活動の支援者でもあった長崎の豪商・小曽根家に身を寄せ、そこで月琴を稽古したと伝えられています。公演では、この小曽根家で伝承されてきた月琴音楽を中心に演奏します。
龍馬がニコニコ笑いながら聴いた音楽
お龍は「私はテーブルに向かい腰をかけ、月琴を弾いていると、龍馬は側でニコニコ笑いながら聴いておりました」と回想しており、龍馬も月琴の音色がお気に入りだったことがわかります。そもそもお龍が月琴を習ったのも「暇なとき聴きたいから月琴でも習っておけ」と龍馬が希望したことでもあったのです。
龍馬もホッと一息、安らぎのサウンド
月琴が奏でるメロディはシンプルで親しみやすく、音色は落ち着きがあり涼やかです。幕末の志士として奔走していた龍馬が、お龍の月琴に耳を傾けていた間は、ホッと一息ついていたのだろうと思わせるような安らぎのある音楽になっています。
伝承される月琴音楽
月琴の口伝伝承者への取材および幕末~明治期の楽譜の研究を基に、お龍が稽古した月琴の曲、龍馬と同時代の曲などを特定し、演奏しています。
そのため本イベントは、蘇った“実際に龍馬が聴いた幕末の音楽”を楽しむことができる貴重な体験となります。
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