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(小椋克己、土居晴夫監修『図説 坂本龍馬』戎光祥出版)

「龍馬は船、お龍は月琴」

この言葉から、CD「月琴 MOON LUTE」の解説を書き始めています。

龍馬の人生を象徴する言葉を一つ挙げるとするならば、その答えは人それぞれだと思いますが、

私にとっては「龍馬は船」。

 

地球半周分の船移動

龍馬が勝海舟の門下生になってから、暗殺されるまでの5年間に船で移動した距離は、年表による大まかな計算でも2万1千キロ。

実に地球半周分の距離を船で移動したと言われています。(小椋克己、土居晴夫監修『図説 坂本龍馬』戎光祥出版)

船乗りでもないのに、わずか5年間にこの距離というのは、かなり多いでしょう。

 

その移動は、人と会って話したり情報交換するためでもあったので、もし現代だったら龍馬はTwitterやFB、ブログを最大限に利用したでしょうね。

その一方で、あの人間関係の調整力の見事さは龍馬の人柄の魅力によるところが大きいでしょう。

それはパソコンに向かっていただけではやはり不十分。フットワーク軽く、リアルでの交流を楽しんだのだろうと思います。

 

そして、肝心なのは、船での移動距離の長さでなく、船を手段にして貿易をしようとしたところに龍馬の原点があります。

 

初心を諦めない強さ

河田小龍に黒船撃退法を尋ねに行った時、

「ちっぽけな土佐の軍船で黒船撃退は無理。それよりも蒸気船を一隻買い入れ、物や人を運んで資金を作り、蒸気船をマスターして世界を舞台に仕事をすることだ。」と教えられ、

龍馬は「私は船に取り組みます。先生は人をつくってください」と、乗組む士官の要請を頼みます。(『同上』)

 

それから、勝海舟の門下になるまでに8年間。

8年、結構長いですよ。8年前に「これをやろう!」とその時は固く決意したことで、今でも続けていることがどれくらいあるか、と自分自身を振り返ってみれば・・・。何を決心したかさえ、思い出せないです、私は。

 

 

さて、「お龍は月琴」の部分については、CD「月琴 MOON LUTE」のブックレットをご覧くださいね。

CD「月琴  MOON LUTE」〜お龍が奏でた楽器、龍馬が聴いた音楽 詳細ページ