2016年一番心を奪われた演奏
2016年もあとわずか、今年、私が一番心を奪われた演奏を挙げてみますね。
もうダントツでこの動画、Flavio Ferri-Benedetti(voice) & Peter Croton(lute)による演奏で、
Frescobaldiの〝Cosi mi disprezzate” です。
ちょうど、この曲が今村泰典氏の公開レッスンの受講曲で、その準備をしている時に偶然見つけたのですが、あまりに素晴らしくて、何十回再生して聴いたか知れない。さらに、何をやっているのか、とリュートのリアライゼーションをコピーしまくりました。(聞き取れても、その通りに弾けるわけではないのが悲しいが)
家族や、歌手や、もう相手構わず、会う人すべてを捕まえて、iPhoneでYoutube再生して聞かせました。
みんな、最初「何これー(笑)」っていう感じでニヤニヤしながら見始めるのだけど、そのうち顔がマジになってきて、曲が終わる頃には「ほーっ、うまいね!」と感心するのです。
リュートのPeter Croton氏は最近、何かを出版していたなーと思い出し、購入したのがこちら。
『PERFORMING BAROQUE MUSIC ON THE LUTE & THEOBO』
歴史的な資料に基づき、どのように演奏するか、について書いてあるみたい。これから読むところ。
皆さんの「今年一番心を奪われた演奏」は何でしたか?