日本バラッド協会に入会しました

昨年、シェイクスピア作品におけるリュートについてブログを書いていた頃、
お世話になった方から、日本バラッド協会の存在を教えていただき、
2017年春の例会に参加してみました。

日本バラッド協会サイト

クリックで、日本バラッド協会サイトへ

私は 初心者すぎて右も左もわからない状態でしたが、
親切で気さくな雰囲気の中で、各分野の専門的な発表が行われました。

 

最近、私が抱えている課題は、

「リュート作品におけるバラッド・チューン」
「月琴音楽の口伝伝承の扱い」
「ロバのおうじの原型となるグリム童話」

なのですが(とてもバラバラのテーマであるようで根本は同じと思われ)

この日の研究発表が、これらの問題を考えるのにとても参考になりました。

 

 

研究発表のあとは、音楽コーナーで、
ギターやハルモニウムの伴奏によるバラッドの歌を聴いたり、
みんなで歌詞を見ながら歌ったり・・・
これは純粋に楽しかったです。

 

 

この協会での会話を聞いていてすごいな、と思ったのは、
古い時代のバラッドに関する資料研究だけでなく、
日々、Youtubeなどの動画にアップされる新しいバラッドも
しっかりウォッチしていること!

伝統的なメロディーに、時事的な歌詞を載せて
替え歌にしていくパターンが多いから、当然とはいえ、

中世から現在までの長い期間を一つづきに捉えて
音楽をまるで生きもののように考えているのです。
このような態度には、とても共感を覚えました。

また例会に参加したくて、入会することにしました。

いつかリュートの演奏で貢献できるように
遅々とした歩みながらも、学びを進めていきたいものです。