あなたのリュートは、金のリュート?銀のリュート?それとも木のリュート?
ジュエリーデザイナー水野薫子氏による新作個展「La Fiorentina フィレンツェ花紀行」 にゲスト出演させていただきました。
フィレンツェといえば、ルネサンス文化の中心地、そしてルネサンスの音楽といえばリュート!
ということで、演奏だけでなく、展示会のヴィジュアルイメージにもリュートが多用されていました。
リュート弾きとしては嬉しい限りです。
会場となったアンジェロコート東京の入り口。案内プレートにはリュートを弾く天使像が使われています。
ロビー入り口には、貴婦人のトルソーがお出迎え。
招待されたお客様、贅沢な内装の空間、そして美しい宝飾品の数々・・・まるで本物の貴族の宮廷のような雰囲気で、リュートを持っているという一点を除いては、すっかり場違いな私でしたが、首に、作品のカメオのチョーカーをつけていただいて、どうにかそれらしく。
右・ダンサーの上村マキさんと。
リュート絵画の投影を背景に、みなさまリュートの演奏を静かに耳を傾けてくださり、ありがたいことでした。
ダンサーの上村マキさん、モデルのEVAさんがそれぞれジュエリーを身につけて、会場を華麗にプレゼンテーション。スポットライトの中で、宝石がキラキラと輝き、お客様の目は釘付けになります。
トレイに載っているブローチにご注目ください!
この形はーー?!
そう、リュートです! これは銀のリュートで、金のリュートもありました。
公演後に実際これを製作なさった職人さんとお話しましたが、リュートの絵画や写真を参考にしながら、何度も修正を重ねながら製作なさったそうです。
棹とボディのバランスや、棹の曲がり具合など、とてもリュートらしく再現されていますね。
美しい・・・。
さて、リュート弾きの皆さん。
「あなたが池に落としたのは 金のリュート?銀のリュート?
それとも木のリュート?」
やっぱり私は身分相応に「音の出る木のリュートが欲しいです」と思ったのですが、「金あるいは銀のリュートがあれば、新しいリュートを数本注文できるんじゃ・・」と一瞬、邪な欲望が生じました。
夜の公演にはデヴィ夫人もご来場くださり、リュート絵画を背景にして記念撮影。
左からEVAさん、水野薫子さん、私、デヴィ夫人、そのご友人、上村マキさん。
司会のWさん、酒井さんはじめスタッフの皆様、大変お世話になりました!