【本】膨大な史料から読み解かれた新しい龍馬像『新説 坂本龍馬』
今週末に朗読音楽会「月琴を綴る龍馬の手紙」を控えたタイミングで、町田明広氏の新著『新説 坂本龍馬』が届きました。
もうプロローグから面白い。
著者と坂本龍馬との出会い、関わり方の変遷、そしてこの本で何を目論んでいるのか、ということがテンポよく明確に示される。
プロローグとはこんな風に書くものなのか!と感動する。
そして、エピローグの「執筆中は、つねに龍馬とともにあった。・・至福の時は、残念ながら終わってしまった」という言葉にまた、感動する。
まだ本文を読んでいないけれど、読者も同じ思いで、この本を閉じるのだろう。
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さてこれから、本文をじっくりと。
新しい龍馬の姿が見えてきたら、今度の朗読音楽会での龍馬の言葉もまた違った風に響くだろうか。
毎回同じ台本にも関わらず、「月琴で綴る龍馬の手紙」公演の中の龍馬も毎回新しくなっていく。
公演のお知らせ:朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」@清水湊次郎長生家