『7人のシェイクスピア』単行本、続々と発売
講談社『ヤングマガジン』(毎週月曜日発売)で連載中の『7人のシェイクスピア』(ハロルド作石)。
7人のメンバーのうち音楽担当としてリュート弾きが登場し、そのリュートや演奏スタイルの作画モデルを私が務めたことはすでに書きました。
第二部の第1巻、第2巻が発売
その後、連載は順調に進み、2017年4月6日単行本、第1巻が発売!
最終話、第8話『羊の腸』にリュートが登場しています。
これについてはこちらのブログをご参照ください。
そして7月6日、単行本、第2巻が発売!
リュートの魅力は音色が暗いこと?!
この第2巻の冒頭、第9話『DING,DONG,BELL』はリュートを弾きながらアンが歌うシーンから始まります。
「どうしようもなく暗ぇ、あの音色・・・観客にはぜってーウケねぇぞ」というワースに対し、
ランス(シェイクスピア)は「いや、あの音色が良いんだ!」と答えます。
(そうだよ。よくリュートの魅力がわかっているではないか、シェイクスピアっ!)
Amazonの「なか見!検索」からリュートが登場する部分を見ることができますよ。
リュートのペグ回り、ロゼッタ、複弦の様子、タブラチュアなどが詳細に正確に書き込まれています。
そしておずおずとリュートを弾きながら歌うアン。
『ヴェニスの商人』での挿入歌、「浮気心はどこに住む?」の歌詞(小田島雄志・訳)がぐっときますね。
ところが、諸事情があって『ヴェニスの商人』は世に出さず、ひとまず寝かせることに。(がくっ)
その代わり、『リチャード三世』で最初のキャリアをスタートすることになり、この作品から偽名のランスではなく、ウィリアム・シェイクスピアを名乗ることとなります。
講談社から再スタートした『7人のシェイクスピア』、テンポよくストーリーが展開していき、目が離せません。
第一部も合わせて読むともっと楽しめる!
この7人のメンバー、何者なの?と思った方も多いでしょう。
詩行を担当する中国人の女の子リーをはじめとして、メンバーそれぞれに深い事情や隠された過去があります。
それを知りたいと思った方は、序章にして前日譚『7人のシェイクスピア第一部』を合わせて読んでみることをお勧めします。
私は小学館からすでに発売されている全6巻を持っていますけどね・・・。
これが何と、520ページ(!)で1080円というお得な新装版(1)となって講談社より発売!
520ページって、きっと自立する分厚さですよね。
さらに、この続き『7人のシェイクスピア第一部(2)』がまもなく8月4日に発売されます。
こちらも要チェックです!
この頃のランスとワースは、まだ可愛い少年ですね。