朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」@高知・芸西村

朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」は坂本龍馬没後150年にあたる2017年より各地で公演を重ねてきましたが、この度、龍馬の妻・お龍さんゆかりの地である高知県安芸郡芸西村にて公演を行うこととなりました。

芸西村は、龍馬亡き後、お龍さんが実妹・君枝さんの縁を頼りに、一時身を寄せていた場所です。この芸西村でお龍は龍馬からの手紙を焼き、心機一転新しい一歩を踏み出す覚悟を決めたとされています。

月琴で綴る龍馬の手紙@芸西村チラシ表

 

月琴で綴る龍馬の手紙@芸西村チラシ裏

チラシPDFのダウンロード 20180502チラシ表 20180502チラシ裏面

 

◉公演の概要◉

<催事名>朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」〜面白き女と妙な男の夫婦物語〜(「龍馬の妻おりょうの生涯展」特別公演会)

<日時>2018年5月2日(水)開演18時30分(開場18時)

<場所>芸西村文化資料館/筒井美術館2F (〒781-5792 安芸郡芸西村和食甲1262番地)アクセス

<出演>尾﨑美樹(朗読)永田斉子(月琴・構成)

<料金>入場無料

<お問合せ先>芸西村教育委員会 tel 0887-33-2400 サイト

<主催>芸西村・芸西村教育委員会
<協力>芸西村文化協会・芸術祭実行委員会
<後援>高知新聞・RKC高知放送・KSSさんさんテレビ・NHK高知放送局・エフエム高知

 

◉企画趣旨と聴きどころ◉

この朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」企画は、坂本龍馬が遺した書簡と、お龍が晩年新聞記者に語った回想録という、いわば当事者が遺した資料のみを元に構成したものです。(寺田屋事件については、二人の記録に加え、その場にいた寺田屋の女将・お登勢の手紙と三吉慎蔵の日記も引用します。)

その結果、妻のお龍だけが知っている龍馬の素顔や、この若い夫婦のやんちゃぶりやら、たわいもないことに笑い転げている二人の様子などが浮かび上がる「面白き女と妙な男の夫婦物語」となりました。歴史のヒーローとして描かれることの多い龍馬ですが、歴史に興味のない方にも、幕末を生きたある一組の夫婦の姿として、身近に感じていただけると嬉しいです。

 

公演を重ねる度に朗読脚本の改訂を行ってきましたが、今回は二人の出会いから結婚に至るまでの経緯の部分を追加しました。これについては様々な見解があり、また二人の記述や記憶に若干の齟齬もあり、どれが事実に近いのか長年判断しかねていたのですが、最近の歴史学における研究を踏まえて、現時点での一つの解として追加してみました。

月琴演奏については、明治時代に製作された古い月琴を用い、長崎で幕末から伝承されている曲、すなわちお龍が習い覚え、龍馬が聴いていた音楽そのものを再現します。また伝承されずに消滅してしまった曲も、古い文献から新たに復元して演奏を試みます。月琴が奏でる幕末の響きをご堪能ください。

 

高知在住の皆様、このGW中に高知旅行を考えている皆様のご来場をお待ちしております。