リュート工房ムツオさんによるリュート製作動画〜リュート誕生の過程を一緒に見守りませんか?
リュート工房ムツオさんによる、リュート製作動画が始まりました。
オープニングは、ご自身によるリュート演奏!
動画のコンセプト
この一連のリュート製作動画のコンセプトは
【作り手としても弾き手としても、初心者の方がとっつきやすいものを作っていく。】
だそうです。
リュートのモデルと完成目標
Venereの7コース・ルネサンスリュート(1592年)をモデルとして、製作過程を順次アップしていき、6週間後に完成を目指すそうです。
須賀さんが教本としているのは、Robert Lundberg著『Historical Lute Construction』
買う人がいるかどうかわかりませんが、情報としてAmazonリンク載せておきますね。
見どころ
会社員としてお勤めの頃に、マネジメントのプロフェショナルな資格をお持ちとのこと。なるほど、段取りや手際の良さが光っていて、リュート製作以外の部分でも学ぶところが多いです。
完成したリュートをいろいろ見ることはあっても、製作の過程をこれほどまでに詳しく見ることはなかなかありません。
一つ一つの工程で、製作家がどのようなことを考えて、その作業をしているのか。この動画ではそのあたりもわかりやすく解説されていて、非常に面白く、興味がつきません。
これを見て「リュートというものを作ってみたいぞ」という木工職人さんとか、「ムツオさん!リュート製作家になりたいです、弟子にして下さい!!」とかいう若者が出現したら、日本のリュート業界の将来も明るくなるなーと期待しています。
木工細工が好きな方、リュートを弾いている方、リュートという楽器に興味がある方、一緒に新しいリュートが誕生する過程を見守りませんか?
動画の一覧
このブログに埋め込むと、再生カウントされないかもしれないので、目次をそれぞれの動画にリンクしておきます。
リンク先のYoutube動画よりご覧ください。
コンセプト。楽器についての品質、コストなどについての詳細情報が動画概要欄にあります。
木材の響きに耳をすます!この段階で音色を考えているんですね(驚き)。
カンナさばき!
2枚の板の隙間から光が見えなくなるまで・・・。
良い音色を求めて、表板を2ミリ前後まで薄くしていきます。面白い機材が登場。
精巧な飾り・ロゼッタの型紙を準備します。型紙のダウンロード先も詳細欄に。
表面板にロゼッタを彫り始める前の準備作業。失敗が許されない「簡単ではないお仕事」。高まる緊張感!
詳細欄の「老眼を治し・・訓練で治ります」の記載が気になる・・・。
いよいよロゼッタを彫っていきます。超音波カッターが登場。サクサク彫れる。
カッターナイフの刃先に意識を集中させて、見えない木の中をイメージしながらの精密な手作業。美しいロゼッタがだんだんと姿を現していきます。
丸いボディのための型を用意。人間の肋骨みたい。
リブとはボディの裏側のシマシマ模様に並ぶ細い板のこと。順番がわからなくならないための工夫。
筒状のアイロンが登場。リブってこうやって曲げるんですねー。
膠の原料は、何と兎の背中のコラーゲン。
隙間なく。型にぴったりくっつけて。
ボディを内部から補強するのに使われるのは、日本ならではの、あの素材。
削ると直線になる特性をもつカンナを使って、ボウルの端を水平に。
続きは、順次追加していきます。
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リュートを注文したい方は、下記リュート工房ムツオさんのサイトにて詳細をご覧ください。