念願叶ってお龍さん縁の芸西村で「月琴で綴る龍馬の手紙」を公演しました
5月2日、坂本龍馬の妻・お龍さん縁の土地である芸西村にて朗読音楽会「月琴で綴る龍馬の手紙」公演を行いました。
小雨の降る中、高知駅から「しんたろう号」(電車にも幕末志士の名前がついている!)に乗車し、約1時間。
2両の電車が、途中から切り離されて1両になり、田園風景の中をトコトコと走っていきます。
急に海が目の前に広がり、やがて芸西村に到着。そこからは主催の方の車で、まずは琴ヶ浜へ。
桂浜の龍馬像に向かって手を降っているお龍さんと妹・君枝さん姉妹の像。
お昼時だったので<海辺に浮かぶレストラン SEA HOUSE>へ連れて行っていただきました。
絶景です。小雨模様だったので海も空も煙っていますが、それも趣があって素晴らしい。
そして、会場となる芸西村文化資料館へと。
こんな大きなポスター! 芸西村では竹灯りのイベントも時折、開催されています。
文化資料館では、横須賀から借り受けた資料を中心に「龍馬の妻おりょうの生涯展」の展示が行われていました。お龍さんの妹、君枝さんの写真を初めて拝見できたことが何よりの収穫でした。お龍さんが刃物を振り回して妹を奪回する手紙の中で、龍馬が「殊のほか、美人だったので」と書いていますが、確かにふっくらした丸顔の可愛らしい方でした。
古胴の月琴が展示され、別室では新胴の月琴体験コースも設けられており、ちょっとした「月琴祭り」状態!
2階が今回の朗読音楽会の会場となる筒井美術館です。
芸西村出身の筒井広道氏の作品が展示されています。ヨーロッパの街の風景を描いた作品や、氏が好きだというゴーギャンに影響を受けた作品が展示されています。
AKGのマイク。
今回、朗読を担当してくださった尾﨑美樹さん。お龍さんのイメージ通りの着物姿です。
一人で5役を見事に語り分けて下さいました。今回、冒頭に二人の出会いと祝言のくだりを追加したため、全体の構成を変えたのですが、その演出にあたり有益なアドヴァイスをいただいたことも大変ありがたかったです。
天気予報では夕方には大雨になるとのことで、とても心配したのですが、幸運にも小雨程度で済み、会場いっぱいの150人ほどのお客様にご来場いただきました。
終始、身じろぎもしないでじーっと耳を傾けて下さって、胸がいっぱいになりました。
最後になりましたが、主催の芸西村・芸西村教育委員会の皆様をはじめ関係各位のご尽力とご協力によって、公演を大盛会のうちに終了することができましたこと、心より御礼申し上げます。
お客様から寄せられた温かい感想が心に沁みました。今後の励みとさせていただきます。
それと同様に主催サイドの方から「このような音楽的イベントがこの会場で行われたのは初めてで、今回の催事が成功のうちに終わったことで今後また文化・芸術的催事のための予算を確保しやすくなった」という感想をいただき、本当に安堵いたしました。この言葉が今回、最も嬉しかったことかもしれません。
翌日の高知新聞に記事を掲載していただきました。ありがとうございます!
画像はWEB版。