新しいことに挑戦したくて三味線を購入しました

三味線のブリッジ部分

「江戸時代の人々が、中国から伝来した月琴の音楽に触れたとき、どう感じたのか?」


その感覚を追体験してみたくて、江戸端唄を2年前から習っている。

実は10年前にも挑戦したのだけれど、その頃は演奏の仕事に忙殺されており、練習もままならず、着物の着付けも出来ず、挫折した。

どうしても諦めることが出来ず、再挑戦。

まずは唄だけを習い始めたが、とうとう昨年の秋に、三味線を購入してしまった。

まだまだ始めたばかりで右も左もわからない状態だけど、三味線はとても良い音がして、響きが心地よい。

 

私はどうして、弦を弾(はじ)く楽器にこれほどまでに心惹かれるのだろう。

「心の琴線に触れる」という美しい言葉があるけれど、弦の振動と共振するように、自分の心の何かが震えているのを感じる。

 

楽器にしろ何にしろ、この歳になって【何か新しいことを始める】というのは、少なからずエネルギーと勇気が必要ではあるけれども、それでもとても良いものだと感じている。

なぜなら、

・毎日の日常生活が新鮮になる
・遅々としながらも前に進む感覚を味わうことができる
・(リュートの)初心者の人の気持ちがわかるようになる

から。

弦とペグは月琴に流用しているから、それほど新鮮味がないものの、ブリッジ側の糸を止めているところは珍しく感じる。(トップ画像を参照。)

まだどうやって弦を替えるのか、知らないけれど、
ここが私にとっての三味線の萌えポイント。