「ロバのおうじ」〜外見と内心、真実はどっち?

目に見えるものと見えないもの。

外見と内心。

外見は内心を映し出しているんだろうか。

 

事件が起こって、犯人が捕まると近所の人は言う。

「とてもそんなことをするような人には見えなかった」

 

ちょっと前のベストセラーに「人は見た目が9割」という本もある。

どちらを、どれくらい信用したら良いのだろう。

『ロバのおうじ』おうしが変身する挿絵の写真

 

「ロバのおうじ」の物語で、ロバが王子に変身するクライマックスシーン。

「ああ、姫の愛は本物だった!」というハッピーエンドの安堵感、

そして、ロバの王子の「内心」と「外見」が一致したすっきり感。

 

現実はこうは行かない。

少しのロバと少しの王子。

ある時はロバ、ある時は王子。

 

ロバの皮を脱いだり着たり。

どんな時にロバの皮を着る?

誰の前でロバの皮を脱ぐ?

 

それともロバの皮は捨ててしまった?

それともロバの皮は大事に取ってある?

ロバの皮とは一体・・・?

 

 

朗読音楽会「ロバのおうじ」明日です。まだご予約受け付けております。

2018年6月22日(金)19時開演 @ブックハウスカフェ(東京・神保町)

 

朗読音楽会「ロバのおうじ」@ブックハウスカフェチラシ表