特別展「キリシタン〜日本とキリスト教の469年」に行ってきました

特別展「キリシタン」

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、國學院大學と西南学院大学の両博物館が共催した展覧会「特別展キリシタン〜日本とキリスト教の469年」。

9月15日から10月28日までは、東京会場である國學院大學博物館で展示されているので出かけてみた。

コンパクトなスペースながらも、ポイントを押さえた解説と貴重な資料が展示されている。

キリシタン考古学の最新情報である、千々石ミゲル夫妻の墓の発掘調査の結果報告とシドッチの頭蓋骨の展示、シドッチが所有していた絵画「親指のマリア」、島原・天草一揆に関する未発表資料などが見どころとなっている。

写真撮影可能だった聖フランシスコ・ザビエル像。

聖フランシスコ・ザビエル像(西南学院大学博物館所有)

何だか車のハンドル持っている人に見えるけれど、横からみると・・・

聖フランシスコ・ザビエル像(西南学院大学博物館所有)

 

・・・ヘアスタイルが思っていたのと違う。

 

生月島のかくれキリシタンドキュメンタリー

ロビーでは、昭和40年に制作された生月島のかくれキリシタンに関するドキュメンタリー番組が放映されていて、その映像に釘付けとなった。

見覚えのある平戸の風景が映し出される。そこに生活する人々の姿がとっても懐かしい。

連れ立って買い物に出かける婦人たちの腕には、買い物かご。子供のころの昭和の風景が広がっていて、3回も繰り返し見てしまった。展示を見る前にすでに満足感。

 

キリスト教信仰をめぐる選択

キリスト教という海外の宗教がどのように日本に根を下ろそうとしたのか、それを受け入れる日本側はどう試行錯誤したのか、というポイントに絞ってキリシタン問題を捉えたよい企画だったと思う。

まさに、そこに日本文化の國學院大學とキリスト教文化の西南学院大学とが共催する意図があった。

海外から流入した諸文化を日本が受け入れるにあたり、それがどのように変容するか、あるいは変容しないのか。宗教に限らず、音楽などの文化もまた同様の諸相があり、社会的背景からの制約と影響を受けるものであろう。