Terziとともに過ごした2018年のクリスマス
今年のクリスマスは、22日〜24日と三連休が続きましたが、皆様いかがお過ごしでしたか?
12月23日に、西垣林太郎さん主宰のルネサンスリュート曲の会にお誘いいただいたので参加してきました。
今回の課題は、Palestrina作の「Vestiva i colli 」。
まずは、声楽5声の原曲を全員でアンサンブルして把握したところで、次に、Terziがリュートのタブラチュア譜へ編曲したソロ版、さらにその4度下にディミニューションをつけた二重奏版を実際に演奏していきました。
ソロ版でも十分に超絶技巧ですが、このディミニューションのパートがそれに輪をかけた難曲。もうそれは私の手に余るので、西垣さんにお任せして、私はソロ版の方に専念してアンサンブルを楽しみました。
しみじみ「リュートっていいなあ」と思える作品で、難しいから何時間でも弾き続けて飽きない。そもそも、それは原曲が良いからなのであり、こうして声楽曲をリュート1本で味わうところに、インタブ作品の意義があるというもの。
そうこうするうちに、撥弦楽器系の5人に加えて、リコーダー奏者とヴァイオリン奏者の登場。同じ曲を元にしたRognoni、Dalla Casa、Bassanoの版を弾き比べ、それぞれの特徴などについて意見交換をしました。
世の中はクリスマスで浮かれているのに、私たちは何と真面目なんだろう(笑)。
もちろん、その後はシャンパンにワイン&イタリアンなお食事で、クリスマス会&忘年会となりました。
リュートやビウエラなどの楽器、美味しそうな食事もあるのに、アンサンブルと食べることに夢中で、写真を一枚も撮ってない。
代わりに、Terziの楽譜の写真でも載せときますね。