内なる子犬に「Stay home!」と言うのはツラいけれど。
ここ数年、体力増進と健康な生活のために、毎日のウォーキングに励んできました。
もともと、スポーツや身体を動かすことが好きだったわけではありません。むしろ何日も、練習や事務作業で引きこもっていたいタイプです。
ですから、最初は「これも仕事だと思ってとにかく続ける」ことを目指して少なからず努力しました。
ところが自分でも驚くことに、だんだんと歩くこと自体が楽しく快感になっていったのです。
朝起きて空をながめて、お天気が良ければ「早くこの仕事を一段落させて散歩に出かけよう・・」と一つの励みにして一日を過ごし、夕方の散歩を一日の終わりのご褒美のように感じながら過ごしてきました。
こうして数年を過ごすうちに、いつしか、自分の内に小さな犬が住んでいることに気がつきました。
「ねぇ、早く散歩に行こうよ」
「もうちょっと事務作業してからね」
そんなやりとりを内なる子犬と交わしながら、日々を過ごし、私はどんどん元気になっていきました。
ところが、このところの新型コロナウィルス問題ですよ。
↑ 裁縫が得意な娘がとっておきのサンリオの生地で作ったマスク。左端は勤務先の自社製品。
家にいなければなりません。
私は内なる子犬に「Stay home!」と言わねばなりません。
リードを持っているのは私であり、子犬の暴走に引きずられてはいけません。
「クゥーン・・・」な毎日です。
内なる子犬の持つエネルギーを他に向けるべく、家の中を片付けたり、iPadで新しいソフトの技を習得したり、楽器の練習したりして過ごしています。
でも、今朝のニュースでは「個人での散歩は、健康のために推奨」とのことだったので、ちょっとばかり人気の少ない川辺を歩いてこようと思います。
(↑冒頭の子犬の気分です。)
どうか皆様も、お健やかに。